不登校の原因を言わないことにも理由がある

なぜ、学校に行かなくなってしまったの?
なぜ、ひきこもってばかりいるの?
なぜ、何も言ってくれないの?
不登校・ひきこもりの我が子をみれば、親としてそう思うことは無理のないことなのかもしれません。しかし、子供たちにはしっかりとその理由があるのです。では、何故打ち明けてくれないのか?と不安になることもあるでしょう。そのことにも、語らないだけで彼らは答えを持っています。
落胆されるかもしれない、言ってもわかってくれるはずない、恥ずかしい、情けない…。色んな感情が混ざり合い、言葉にできないこともあります。そういうときは、無理に聞き出そうとしてはいけません。両親の「なぜ?」が重圧となっているかもしれないことに気が付くことが大切です。
まずは、自分が味方であることを伝えましょう。そのうえで、真意を語ってくれるのをゆっくりと待ちながら、自分の気持ちを見つめ直してみましょう。
本当に今すぐ登校しなければならないのか、学校に行くことは我が子にとってどんな意味があるのか、ということを親の立場ではなく、子供の目線で考えてみるのです。
「学校には行かなくてはならない」という先入観や固定概念で縛ってしまえば、その子にとって不登校=悪いことと認識されてしまいます。心を許せないような環境にならないように、とにかく、安心できる居場所を作ることを第一にしなければなりません。
問題の解決は、もう少し心が元気になってからでも遅くはないのです。


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